
◆3月2日受信
ヤスコヴィッチ様
春の陽射しに誘われて玉川上水の羽村取水堰まで行ってきましたので写真をお届けします。
陽射しはあるものの長居を拒むような強い北風が容赦なく吹き付け、「防風林」の無い頭頂部に酷な状態。
鼻水も出てきたので早々に切り上げて帰宅しました。
1.多摩川上流方向

2.多摩川下流方向、画面左に取水堰

羽村市は東京の西のはずれ、周囲は豊かな緑に囲まれ田舎そのもの。
早朝に都心に人々を送り出し、人通りの殆ど無い羽村駅前から住宅街の坂道を下る事10分。
奥多摩から清流を運んで来た多摩川が対岸の山々と共に目に飛び込んで来たところに取水堰があります。
3.取水堰の上水側

4.取水口

5.玉川上水下流方向

6.一旦、上水に取り込んだ水を多摩川に排出する調節口

7.多摩川の方から見た取水堰付近

玉川上水は1653年に江戸市中への給水のため開削され、羽村取水堰から四谷まで延々43km。
羽村は、青梅扇状地から平坦な地形に変わる武蔵野台地の始まりに位置していますが、掘削機や精密測量機器の無い時代に地形の僅かな傾きを利用しながら江戸市中まで延々と工事をした頭脳には驚きます。
あと1か月もすれば、玉川上水の両側は美しい桜並木に覆われます。
桜の花びらが乱舞する上水も良いですが、私は、青々とした水の主張が明確な冬の上水の方が好きです。
やすぼん
8.小魚を待つセキレイ

9.玉川兄弟銅像
